FC2ブログ

国際水月塾武術協会の流儀を紹介します。
八戸藩伝神道無念流居合

神道無念流は一円流剣術を学んだ福井兵右衛門によって開かれた剣と居合の流儀です。
兵右衛門は、信州飯綱山に座す飯綱大明神にお参りして毎夜稽古をつけていると、飯綱大明神の化身と思われる謎の老人が現れます。
老人は、「汝は、毎日参拝して何を願うのか」と問うので、「剣の心を得ようと願っています。」と答えた。すると老人は、「汝は、心法のみを得ようとするのか。剣技は、兼ね備えんのか?」と再び問うので、一円流を学び腕に覚えのある兵右衛門は、怒って自分の剣技を証明しようと木刀による試合を老人に挑みます。結果、兵右衛門は、極意の限りを尽くしても老人には、まるで刃が立たず、ついにひれ伏して剣の教えを頼みます。
それから7日、老人から剣の稽古をつけてもらいます。
7日目に立ち去る老人は、兵右衛門に出身地や名前を聞かれても答えず、煙のように消えてしまいました。兵右衛門は、その奇跡に絶句し、そして、その時に自分は、無念夢想の最中に剣の極意を悟ったことを知ります。「無念の境地」こそが剣の至極と悟り、十二本の立ち居合を創始し、流儀「神道無念流」を興しました。


水月塾の無念流は、八戸藩伝で12本の立ち居合が伝わっています。

八戸藩伝は、撞木足であり、古流そのままで伝わっています。正面体で足の向きを合わせて、踵を上げる現代武道と違い、古流ならではの味わいがあります。


スポンサーサイト

国際水月塾武術協会の流儀を紹介します。

日本柔術(甲陽水月流)

国際水月塾武術協会における日本柔術課程の技法は、会長が学んだ古流柔術数流派より抜粋された形を元に、楊心流柔術の事理を採用して編成された総合柔術である。形の相伝に際しては「甲陽水月流柔術」という名称を用い、伝授巻を発行するが、これは流儀を継承する者のために正式伝法として行われるものであり、一般会員は段位と免状により、伝授を行う。

その元となった流儀は、大和道(佐藤金兵衛師範より認可)、天神真楊流、大東流、荒木新流、大倉伝浅山一伝流、武田流(以上は西郡多喜雄師範伝)、鹿島神流、神道六合流、九鬼神流、甲州陣屋伝捕手術、(以上は日本各地で修行)などであり、これらを取捨選択、統合編成して昭和の末年に創始した。
(国際水月塾武術協会公式ブログより)

ここまで沢山の流儀を集大成した制定形と言うのは、他に例を見ないのではないでしょうか。
まさに集大成ですね。

姫路支部で指導している国際水月塾武術協会の流儀を紹介します。

荒木流抜剣(群馬伝)

荒木流は、荒木夢仁斎源秀縄が安土桃山時代に興したとされる流儀です。
有名流儀であり、かなり歴史のある流儀なので様々な荒木流が生まれ、現在でも群馬県や兵庫県や埼玉県等に色々な系統の荒木流が伝承されています。
(荒木流拳法、荒木夢仁斎流等)

国際水月塾武術協会明石支部で指導している荒木流もそういった系統の一つです。小佐野 淳会長が昭和の代に稽古した系統で七本の形があり水月塾では、居合の心得として習います。

以下七本
落花 千鳥 折返 岸浪 後詰 誘引 筏流

個人的な感想ですが、落花と筏流が楽しいですよ。

浅山一伝流体術は、江戸時代に最大規模の勢力を誇った武術「浅山一伝流」を母体として生まれた流儀です。
母体となった「浅山一伝流」自体は、天正年間、秀吉の時代の人である「浅山一伝斎」が兵庫県の山中に籠って修業をして編み出した武術と言われています。(諸説色々あるので、ここでは一番、有名な物を紹介しました。)

「浅山一伝流」は、古流の中でも古い成立の武術である上に、参勤交代の武士が習ったので各地方に伝承され、色々な伝系や武術の母体となりました。
当会で指導する「浅山一伝流体術」もそうやって生まれた流儀の一つです。

浅山一伝流体術の特徴は、他の流儀に比べると手数が少なく、比較的短期間で習えることです。
しかし、技術自体は、一呼吸で行わなければいけないものばかりで、単純であるが故に、奥が深く、
免許を貰ってからも考えさせられることが多い流儀です。

また、最後に習う居取(いどり)には、腕拉ぎ十字固めや膝十字固めなども伝えられる。かなり実戦的な武術です。

もともとは昭和の代に各流派の先生が古流存続のために形を集めたもので、半棒術の集大成ともいえる制定形です。
それを私の代で古流の形をさらに1手増やし流儀としました。(形を増やしただけで当然一切の改変をしておりません。)
数流儀の形を合わせた物なので元々、初伝から皆伝形まで全38本あり、半棒術としては、かなりの手数になります。

攻撃も半棒を用いた打撃のみならず
・関節技(手首関節技、肘関節技、肩関節技、足関節技)
・投げ技
・絞め技
・太刀取り
まであり、バリエーションが豊富です。
敵の想定も前後の敵に対するだけでなく
・素手
・太刀
・短刀
と色々なケースを想定してあります。
(集まった流儀の中に棒対棒の想定が無いのが残念ですが、それは、他の流儀で習いましょう。)

私はこれを習った後に先生から内田流を習ったのですが、すでに知っている技術ばかりでしたので何の苦労もありませんでした。
これを習えば大半の流儀に対応できるのではないでしょうか。

半棒術には、6本の剱術形が併伝されていますが、これは手数を増やさず、そのままにしています。