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上村発明一統流の目録

表裏目録
初重

一 前立 口伝
一 後立 口伝
一 笠下 口伝
一 腰車 口伝
一 脇挟 口伝
一 抱之棒 口伝
一 山嵐 口伝
右七ヶ条は、表同裏留有之

外流
一 向詰 口伝
一 一手落 口伝
一 蓮花詰 口伝
一 五輪砕 口伝
一 足砕き 口伝
右五ヶ条は表同裏留有之

極秘外流
一 虎乱 口伝
一 飛龍之留 口伝
一 浦之波 口伝
一 相打之◻ 口伝
一 清眼 口伝
此五ヶ条極秘之秘弁陰之手条練工夫口伝有之

第二重目付
一 二星 口伝
一 峯谷 口伝
一 見上見下 口伝
一 間積 口伝
一 立合 口伝
一 同寸之棒 口伝
一 持棄手 口伝
右七ヶ条口伝附有萬外利

三田 小右衛門
渡田 長右衛門
藤井 曽大夫
五百井 磯右衛門
寛保二壬戌稔
九月日 花押

塩谷孫八殿

以上

歴史的に結構古く寛保二年(1742年)の免状ですね。免状を見せて下さった塩谷家の先祖の塩谷 孫八から遡っても流祖上村 右衛門までで最低でも6代目ですから江戸初期開流と言う事でしょうか?
こんな昔から幕末まで播州地方で広く伝承された流儀が現在では地元で誰にも知られていない無名流儀扱いだったのですね。不思議なものです。
この流儀が播州の棒術流儀にどんな影響を与えたのかとても興味をそそられます。

さて、上村発明一統流は、棒術によくある形の「五輪砕」はありますが、同じく棒術によくあるはずの「五法」「差合」の形名はありません。
さらに江戸初期開流かもしれない上村発明流では、その「五輪砕」すらありません。

さて上村発明流と上村発明一統流の両流儀では、形名がほとんど一致しません。
上村発明一統流では最初に「前立」、「後立」を学びますが、その後に「左右」に該当する形は、ありません。

このあたり最初に「右棒」「左棒」と来て、その後に「前後」の形が来ない「上村発明流」とは、全く逆です。何故でしょう?

上村発明流から派生した流儀である上村発明一統流と、源流の上村発明流とで完全同一の形は、「虎乱」と「一手落」「浦之波」「清眼」のみです。
上村発明一統流の「足砕」「飛龍之留」が上村発明流では「脛砕」「飛龍」となっていますが、果たして同一の形でしょうか?


上村発明流と上村発明一統流では、形の数も違います。一体何が二つの流儀を変えたのでしょうか?
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上村発明一統流3

上村発明一統流